先日事業再構築補助金の第1回公募の採択結果が発表されましたね。
第1回公募結果をまとめた概要を中小企業庁が6月18日に公表しています。
https://jigyou-saikouchiku.jp/result.php
8ページにわたる資料なので忙しくてなかなかチェックする時間が取れない方のために、この記事ではポイントを簡単にまとめました。
応募と採択結果
まずは応募数と実際に採択された件数を見てみましょう。
- 応募件数:22,231件
- 上記のうち申請要件を満たしたもの:19,239件
- 採択件数:8,016件
業種別の応募と採択割合
業種別の応募と、採択の割合に注目します。
- 特に製造業、宿泊業・飲食サービス業、卸売・小売業が多い。
- この3業種で全体の約6割を占めている。
- その他の業種についても幅広い業種で応募・採択されている。
都道府県別の応募状況
都道府県別に応募件数を見てみます。
- 単純な件数ベースでは、東京、大阪、愛知、兵庫の順に多い
- 中小企業数に占める応募者の比率は、東京、関西周辺、愛知が多い。
採択率を都道府県別に見てみると、特に秋田県、岡山県、高知県などが高いという結果になりました。
応募金額・採択金額の分布
- 応募金額及び採択金額の分布(全類型合計)を1,500万円単位で分析すると、100~1,500万円が最も多く、全体の4割以上を占めている。
- 4,500万円以上の案件が約3割程度。
応募金額の分布(全類型合計)
- 応募金額は、1,000万円以下と5,500万円超6,000万円以下に二極化する結果に。
- 3,000万円を超えると金融機関の確認が必要となるため、3000万円をわずかに下回る申請も多い。
認定支援機関別の応募・申請・採択状況
認定支援機関別に応募状況を分析すると
- 金融機関が約8,100社で最も多い。
- 次いで税理士関係が約5,600社、商工会・商工会議所が約3,500社程度となっている。
- 特に中小企業診断士、民間コンサル、地銀などの金融機関の採択率が高い傾向にある。
いかがでしたでしょうか。
これらのデータを次の公募への申し込みの参考にしてみてはいかがでしょうか。
