22,231者の応募の中から8,016者が採択
2021年6月18日に事業再構築補助金 第1回公募「通常枠・卒業枠・グローバルV字回復枠」の採択発表がありました。
2021年6月16日には先立って緊急事態宣言特別枠の採択発表があったのでこれで第1回公募の結果が出揃ったことになります。
(緊急事態宣言特別枠の採択結果についてはこの記事でふれています)
採択結果はこちらで確認することができます。
簡単に分析した結果、以下の点が気になりました:
- 第1回目の採択率は36.1%(22,231者の応募の中から8,016者が採択)
- 採択数が一番多かったのは関東エリア、次に近畿エリア
- 都道府県でいうと東京、大阪、愛知、兵庫、神奈川
- エリア別結果は母集団となる事業者の数と概ね整合
- 枠別の採択数で言うと通常枠、緊急事態宣言特別枠、卒業枠、グローバルV字回復枠の順に多い
- 採択件数が多い県ほど緊急事態宣言特別枠の割合が相対的に大きい
- 枠別の採択率で言うと卒業枠、緊急事態宣言特別枠、グローバルV字回復枠、通常枠の順に高い
- グローバルV字回復枠は1件しか採択されていないが採択率は50%
- 法人・非法人の区分でいうと法人89%、非法人11%と法人がやはり多い
- 事業計画名には開発、活用というワードが頻出
- 事業計画名のキーワード分析から新分野展開のパターンが多いと推測
分析結果は下のグラフをクリックしながら確認できます。
前評判よりは厳しい結果に
事業再構築補助金は予算が大規模ということもあり、当初は採択率も高くなるだろうというのが大方の予想でした。
しかし、一旦蓋を開けてみると緊急事態宣言特別枠の採択率は55%、そして全体の採択率は36%でした。
事業再構築補助金は決して取得が簡単な補助金ではなく、審査はある程度厳しくされているというのが所感です。
補助金の要件を満たすことは当然のこととして、補助金制度の趣旨に合致した事業計画であるか、チームに事業計画を推進する力があるかどうかなどが結局のところ決め手になるのだと思いました。
なお、緊急事態宣言特別枠には救済的意味合いがあると仮定すると通常枠・卒業枠・グローバルV字回復枠の採択率はより厳し目になるのではないかと予想しましたが、やはり通常枠は中小企業等で30%、中堅企業等で16%と厳しい結果となりました。
ロケットスタートの採択状況
第1回目公募のときにお手伝いさせていただいたお客様におかれましては全社、無事に採択となりました。
引き続きお客様の事業拡大のお手伝いをさせていただけることを大変ありがたく思っております。
また、現在は第2回公募に応募される方のお申込みを受付中です。
第2回公募の応募締切は7月2日ですのでお早めにご連絡お待ちしております!