ロケットスタートはサービス開始以来、「手付金なし・完全成功報酬」という料金体系にこだわってお客様の補助金申請のお手伝いをしてまいりました。
当初は事業再構築補助金の申請代行からスタートし、その後はものづくり補助金もサービスメニューに追加し、お客様からご依頼があれば他の補助金を含めた資金調達のお手伝いをしております。
サービス内容によって少しの差はあれど、成功報酬型料金体系がベースにあります。
このシンプルな料金体系はお客様から好評いただいており、可能な限り継続していきたいと考えています。
今日はロケットスタート(以降、ロケスタ)がなぜ手付金ゼロ・成功報酬のみにこだわるのか、その料金体系に行き着いた背景について紹介させていただきます。
手付金ゼロ・成功報酬のみにこだわる理由
ロケスタが手付金ゼロ・成功報酬のみにこだわるのは主に次の3つの理由からです:
- シンプルでわかりやすい
- お客様に気軽に利用してもらえる
- 自分たちも当事者として関与したい(スキン・イン・ザ・ゲーム)
シンプルでわかりやすい
複雑な料金体系は理解するのに時間がかかり、お客様にとってメリットはないと考え、シンプルな料金体系にこだわりました。
また、料金体系が複雑だと提供するサービスとその成果の関係が曖昧になりがちです。
それは依頼主、弊社の両方にとってデメリットであると考え、シンプルな料金体系に行き着きました。
お客様に価値を提供した場合に代金をいただくシステムがフェアだと考えました。
お客様に気軽に利用してもらえる
補助金は仮に要件を満たしたとしても採択されるかは最後までわかりません。
事業再構築補助金を例にとれば、現時点(第2回目公募まで採択結果発表)で全体の採択率は約40%、通常枠に関して言えば約30%と決して高い採択率ではありません。
そのような不確実性があるなか、お客様の立場としては採択前の支出はなるべく控えたいと思われるのが当然だと考えました。
ロケスタとしてはなるべく多くのお客様のお手伝いをしたい、なるべく多くの魅力的な事業の立ち上げに関与したいと考えています。
手付金をゼロにすることで、少しでも補助金の活用をお客様にとって身近なものにできると思い、完全に成功報酬ベースでいこうと決意しました。
“ロケットスタート”の名前は会社や事業の立ち上げスピードをブーストアップさせて力強く成功に向けて押し上げる、そのようなイメージをもって名付けました。
自分たちも当事者として関与したい(スキン・イン・ザ・ゲーム)
ロケスタのチームメンバーのほとんどは会計士や税理士で、もともとは大手監査法人やコンサルティング会社でキャリアを積んでまいりました。
専門家はあくまでも外部から関与するに過ぎず、リスクをとるのは常にお客様。
大手監査法人やコンサルティング会社で働いていて、この距離感に課題を感じる専門家は多いと思います。
ロケスタはよりお客様に近い位置から自分たちも当事者として関与したい、そのように思っています。
自らリスクをとることで少しでもお客様との距離を縮めたい、そのような思いもあり、手付金ゼロ・完全成功報酬のスタイルにたどり着きました。
ロケスタの方針
ロケスタでは現在採用している手付金なし・成功報酬のみの料金体系を持続可能なものにすべく、いくつものルールを自らに課しています。
その中でも重視しているのが「ひとつひとつの依頼に丁寧に対応する」です。
一件一件丁寧に対応するためには数はこなせません。
そのため、ロケスタでは関与するプロジェクトをむやみに増やすのではなく、余裕をもってプロジェクトに深く関与するアプローチをとっています。
プロジェクトには必ず専任の専門家を配属し、時には全員で一つのプロジェクトに専念することもあります。
補助金申請のお手伝いをさせていただくときは平均して100時間以上をかけて事業計画を作っていきます。
好きな名言の一つに次のようなものがあります:
「もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう。」
リンカーンの言葉と言われていますが、我々も多くの時間を事業計画作成の準備に使います。
特にお客様とのインタビュー、お客様の事業の理解、業界分析には時間をじっくりかけます。
将来計画の数字づくりに関しては会計士としての腕のみせどころです。
損益計画が現実的かの判断は当然のこととして、バランスシートに違和感はないか、資金ショートの心配はないか、投資リターンが現実的か、など、補助金の申請上要求されていない項目についても必ずチェックします。
量よりも質で勝負することを選択した以上、関与させていただいたプロジェクトが成功するように最後の最後まで尽力するのがロケスタの方針です。
現時点での振り返りと成績
以上の方針でロケットスタートのサービスを2021年の6月に開始しました。
現時点のロケスタの成績としては採択率100%をキープできています。
数ではなく、質を重視するアプローチが効いた部分もありますが、一番の要因はお客様との協力体制を築くことができたからだと思っています。
資料のやり取りもそうですが、お互い聞きたいことがすぐに聞ける関係性や絶対にプロジェクトを成功させるという想いがシンクロした結果だとロケスタ内では分析しています。
お客様との信頼関係、協力関係が一番大事だとあらためて感じています。
そのため、ウェブサイトにも掲示していますが、以下のような案件はその関係性を築くのが難しいと判断してお断りしております:
- ヒアリングに十分な時間をとっていただけない場合
- 実態が伴わない事業内容
- 補助事業が決まっていない
お申し込み多数の場合は依頼受付を一時停止することはありますが、基本的なスタンスとしては熱い想いとビジネスアイデア、この2つをお持ちであれば何らかの形でお力になりたいと思っています!
皆様からお問い合わせ、お申込み、ロケスタ・チーム一同、お待ちしております!